「ブローチ」と聞いた時、
どんな形を思い浮かべますか?
大きな宝石がついたものやシンプルなものからコサージュまで、おそらくたくさんの種類がイメージとして浮かんでくるのではないでしょうか。
私も気になって調べ出す前は、上記のようなぼんやりとした印象というかイメージでした。
今回はそんなブローチの世界を少しだけ覗いた時の記録をしていこうと思っています。
…少し出だしを変えてみたのですが、違和感がすごいので通常運転に戻します(笑)
以前の記事で、こういった↓スカーフについての話を書いていたと思うのですが、
スカーフが気になったきっかけの記事で、時折共にあるブローチの存在。
ブローチそのものが「主役」というよりは、フォーマルな装いをされている時にさり気なく胸元から上の印象をグッと上げてくれるような存在に見えました。
そこからは、そんな影の立役者のようには思ってなかったブローチの事が気になる…!となるのはあっという間で、あわせてブローチについてももっともっとと調べていました。ブローチって華やか全振りというか、他をシンプルにして”主役にするもの”というイメージがどこかであったので、そういう意味でも新鮮な感じがして調べるのがとても楽しかった。
検索をしてみたけれど…
そして検索途中に分かった事が。
ただ単に「ブローチ」と検索すると出てくるものは、前述した卒入園式のコサージュか、そうでない場合も刺繍の動物や植物モチーフのカジュアルなシルエットのものしかほっとんど出てこない…!いやそれも良いけど…!確実に自分が今求めているものとは違う…!
そこからどうやったら自分の好みのものが検索に引っかかるのか、ああでもないこうでもないとワードを変えSNSを巡り考えました。
久しぶりに欲しいものが「どのワードでヒットするのか」「どのくらいが相場なのか」模索する日々が始まりました。最近ってわりと何でもSNSで解決してしまうというか、大きな括りは分かっていてここまで輪郭がぼんやりとしている探し物をすることもないのでどこか新鮮な感じ。
とりあえずきっかけの御用達ブランドであるミキモトさんは分かるのですが、御用達なだけあり、基本的に買うなら”吟味をしないとお迎えできない”感じ。
とはいえ気になっているものも、似合わないとかで案外あっさり諦めもつくかもしれない…とまずはお店へ行ってみました。
ミキモトで試着してみて気づいたこと
そんな訳で、店舗で気になっていたものを数点試着させてもらいました。
結果としては、予想以上に良かった…!
どんなにお品物が素敵でも普段のライフスタイルで不要では意味がない(お値段的にも)ので、スクショを眺めていれば良いか〜という気もしていたなんてきれいに吹き飛んでしまった。
フォーマルやパーティーと無縁な格好(カジュアル)でも合う。何なら自分にはYGかPGしか合わない(イエベ)と思っていたのですが、WGもシルバーも普通に合う!
これはもちろん私ではないのですが、公式もカジュアルを推しているよ、値段はさておき。
ブローチをカジュアルに楽しむ | LOOK BOOK by MIKIMOTO | MIKIMOTO
ブランドイメージのクラシカルな感じももちろん良いのだけど、裾野を広げつつ元々あるものをアプローチし直すみたいなの個人的に結構良いな〜と思っている。モード感というかエッジの効いた感じを攻めるより、こういう方向の広告の打ち方していってほしいな〜と。別に株主とかでも何でもないのですが。
画像は公式より引用
あとパールも相まってなのか、顔周りが明るく綺麗に華やぐのテンション上がる。
何なら色はWGかシルバーの方がブローチ本体の主張が強すぎず、さりげなく使えて汎用性が高い。お得過ぎる。ネックレスやリングは10人中8人くらいにYGかPGの方が「お似合いですね〜」と言われるタイプとしては、綺麗に見えてかつ今までと違う色に挑戦できるの嬉しい〜〜。
そして、実際に見せてもらったことによる意外な発見も。
サイトを見て気になると思っていたものは、手持ちのお洋服(オフホワイトや明るめ)に乗せるといいな〜と思っていた色(ペリドット)↓が目立たなかったり、反対に主役級に個性が強すぎて調和せず使いづらそうだったり…。
画像は公式より引用
そしてそうやってありがたい事に気になるものをあれこれ試させてもらっていて思ったのが、
天地左右の縛りがないことの使いやすさ
(正しい映える位置であればどの向きでつけても違和感がない=バリエーションが増える)
これとても重要だな~と思いました。
仮に大富豪で望むままにいくつもブローチを買えたとしても、結果的に使いやすくて登場頻度はこういうものが高くなりそう。
そして、このタイプの鉄板として「サークル型」をお勧めされました。
画像は公式より引用
スタッフさん側が「使いやすい」とおすすめするだけあって、定番のジャケットあわせはもちろん、スカーフやタートルの中心に持ってきても良いし、小さいものなら画像のようにタートルの首元少しななめくらいに並べてつけたりしても可愛いですよ~と。
めちゃくちゃ万能…!絶対やりたくなるやつ…!
画像は公式より引用
サークル型は小さめのものやロジウムコーティングのものは、同ブランド内では比較的手を出しやすい価格帯なのもありがたい…!
とはいえいやまあ普通に「じゃあノリで買っちゃうか〜!」って感じではないのですが、節目にブランドのアイコンリングとかネックレスを買おうか迷う人なら検討の余地がある範囲でした。
むしろ個人で「このブローチが良い!」みたいな情報を発信している人を、あの樹木モチーフくらいでしかほぼ見かけないので人と被りにくいのも良い気がする。
しかも、私が価格確認したのは確か20%アップ価格改定後なので上がり幅が分からないのですが(そもそもブローチが対象だったのかも)、今後も国内にそれなりに実店舗がありそうなブランドにしては容赦があるな…と他の外資系のも横並びで見ていると思います。
百貨店とかだと大体同じフロアにいらっしゃるのでどうしても見比べてしまいがち。
あと、SNSで時たま見かける「幸福の木」という樹木をモチーフにしたものは、私にとっては先述の「主役級に個性が強すぎて、調和せず使いづらそう」なものでした。
特にこちらのゴールドの方。(もちろんそんな事なくうまく使いこなしてらっしゃる方は探せばたくさんいると思う)
画像は公式より引用
公式スタイリングだとこういうのとか。
画像は公式より引用
片襟分でまあ良いお値段するので「おお……」とはなりつつも、可愛いと思う。
でもこのスタイリング見たら絶対「片襟でも可愛いよね♡」みたいな満足はおそらくできないので、サイズ違いなどにするにしても同じモチーフ2つ買うなら、後述の気になるもの1つ買うかな〜。
気になっているもの
ミキモト編
今特に気になっているのはこの2つ…!
特に流線型は、まさにどの向き、どのシーンでも活躍してくれる形と大きさ感で、これを面接向きのトップスなんかに付けるだけでもフォーマル感をグッと上げてくれそう。
かといってカジュアルなお洋服に合わないのかというとそういう訳でもなく、本当に万能選手って感じでした。強いていえばより良く似合うと思ったのは、襟に沿わせるような位置や暗色のトップスかなくらい。これはでもミキモトのブローチ全般というか、シルバーやWGはその方が合うよね〜と思う。
そして、サークル型は先に書いているので使い勝手は言わずがななのですが、その時着ていたカジュアルめな上着とも特に可愛くマッチしていて、かつ手持ちに合うと分かってしまったためにとても惹かれています…。
上のものより少し小ぶりなサイズ感なので、おそらくこちらの方がよりカジュアルに振りやすいんですよね。
悩む〜〜〜〜〜。
あとこの辺も…!お金が湯水のように沸いたら欲しい…!
やっぱり天地左右の縛りがない方が便利でお得と気づいてしまったので、全体的にサークルか最低でも横向きには使えそうなものが多い…(笑)
あと個人的に好きなリーフや花束感のあるもの。
ずっと眺めていると、段々感覚が麻痺して~3万円くらいのものがお安く見えてきてちょっとずつそろえるのも楽しそうねみたいな気分になってくる。不思議だな。
そしてミキモトさんで試着して色々見たので、中途半端にフォーマルなそれっぽいイミテーションのブローチ(特にサークル)を見ると、パールがどうのより細工の輝き加減だったり作りの甘さが気になるように…。桁が2つくらい違うので当然なんですけども。
手の出しやすそうなものが欲しい
とはいえ、やっぱりできるのならもうちょっと色々欲しくなりません?最初って…!
(ただの物欲おばけの可能性も捨て切れないが)
もちろん大事な長く使えるものをひとつ買って使うのも素敵だけど。8割くらいは落としたり何かしたりしたら泣きそうなお値段というのもありますが。
もう少し落としても大丈夫そうで(心持ち的に)系統的には似ているものないかな~と見ていたのですが、コスチュームジュエリーとかコスチュームアクセサリーと呼ばれるものを発見。
いわゆるメッキ仕様のアンティークブローチなのですが、求めていた雰囲気やイメージが「まさに…!」って感じで、こちらもお手頃な価格のものがないか時たま見ています。
トリファリのアクセサリー TRIFARI -RUICO ACCESSORIES
ジュエリーだと敬遠されがちなメッキとはいえ、アンティークでこれだけ持っているなら別にありなのでは…とこっちもちょっと揺らいでいるんですよね〜。
新品とはまた違った雰囲気なのと植物モチーフが多いのも嬉しい。
あまりこちらのブランド背景とかは調べきれていないのですが、アンティークになってくると中古というよりか「どんな風に使っていたんだろう〜」とかに思いを馳せるようになるのでいけそうな気がする。
どちらかというと古着とか若干下がっただけの現行品のある中古とかだと何となーく抵抗感があるのですが、これはまだ挑戦できそうな気がするから引き続き見ていきたいな〜。